演劇史は、紀元前4世紀頃までさかのぼります。
まず、ギリシャ各地に紀元前8世紀頃、都市国家(ポリス)が登場し始めます。
この都市国家を紀元前4世紀頃に統一したのが、アレクサンドロス大王です。
ギリシャ文明の成立前に口伝で伝わっていた、叙情詩などを初めて文字化して以降、神話・詩・歴史・哲学といった物が登場してきた。
ギリシャ劇場
紀元前8世紀から、紀元前2世紀頃 ギリシア
ギリシャ文明時代の劇場について
その当時のままの劇場は、殆ど現存していない。それら全ては、その後のローマ帝国時代に改修を余儀なくされている。
また、一部遺跡として残っていない木造の劇場であった説もある。
特徴としては、ギリシャ文明の都市国家(ポリス)は主に丘の上に建設されることが多く劇場は、丘高低差を利用したすり鉢状の部分を客席としている。また、舞台部分は床面(オーケストラピット部分)と段差が無い事が多い。
ローマ劇場
紀元前8世紀中頃から、5世紀頃 ローマ
ローマ劇場もある時代までは、木造の劇場だった様だが、紀元前1世紀頃、写真の様な石材を使った劇場の登場で大きく変化していく。
特徴としては、ギリシャ劇場と違って平らな場所に多層的な建築物として客席を建設することが可能になったことと、舞台面が地面より高くなっている。
また、この時代に使われた各部分の名称が、現在の名称となっている。
暗黒時代
5世紀から、しばらくの暗黒時代
ローマ帝国崩壊後、しばらくの間
文化的営みは暗黒時代を迎えます。
歴史の中に芝居が登場してくるのは10世紀頃に登場し始める、宗教劇と呼ばれる移動劇になります。