制作 あると便利 ①

舞台制作であると便利なアイテムを簡単にご紹介します。劇団のサイズ感が異なると思いますので「それ今度使ってみよう!」とか「別の使い方してる!」など、状況に合わせて頂ければ幸いです。

第1回は「稽古場」から「当日制作」までの業務で大活躍のアイテムをご紹介します!

No1【金庫】

制作業務で 1番重要な金銭管理!

チケット、備品購入など、金庫があると金銭管理が何かと便利!
お金の他に 付箋や 領収書を入れておけば公演当日もこれ一つの持ち運びで対応可能!
鍵付きの中が見えない箱なら、基本的には何でもOK!
(たたき壊される可能性には言及しませんが…)
その日入れておく金額を500円玉何枚/100円玉何枚/1000円札何枚など、決めて確認しておけば、あとは忙しくてもどうにかなる!

劇団が大きくなったら、きちんとした劇団名義の口座を作ろう

No2【ペンライト】

くらい客席での遅れ客の誘導、落し物を探す時、そんな時は ペンライトが便利!100均で売っているものでも十分です。

LEDの光が強い時はライトの先を手で握れば明かりの強弱がつけられて、握ったまま手を振れば合図も出来る優れ物!

一昔前は「LEDの明りは眩しすぎて使えない!」といっていた舞台裏でも今ではごく普通に使われています。

COVID-19 対応でCocoaアプリなどを入れたスマホを携帯する為、公演中の誘導に咄嗟にスマホの明かりを使うことが増えるかもしれません…
ただスマホの光は強すぎて広がりすぎる…

No3【付箋:ふせん】

稽古場でも公演でも筆記用具は必須アイテムとして…
‪急なメモや伝言に使えて、いろんな場所に貼れる「付箋」
差し入れ用紙の代用、一時的な荷物整理、急なスケジュール変更などに便利です。
情報の緊急度や役者やスタッフなど、誰向けの情報なのか色分けしみてもOK。商品によって粘着力がかなり違うので、大事な伝言は剥がれない様クリップやマスキングテープとの組合せも試してください!

No4【救護セット】

こちらおろそかにしている団体が多いのでは…
台本読んでて、ちょっと動いてやってみよう!
とウォーミングアップアップなしで動いて、足首をグキッ…
実話です…

いつ何が起こるかは解りません! 
冷却スプレー 絆創膏 など必携ですよ!
稽古場近くの病院リストもあると便利!

No5【時計】

劇場入りしたら、制作と舞台監督は時計を合わせろ!
本番まで一分一秒を争う割に時計を見ないスタッフは多いです。
まぁ真剣に作業をしていると、忘れちゃいますよね?
少しでもクオリティの高いものを…と直しや稽古が伸びれば、他の作業に支障が出てきて…
延長料金を払える劇団は良いですが、そんな余裕ウチにはありません…

そこで、全員が見える所に時計を設置し、一定時間でアラームを鳴らすのも一手です!
時間の感覚も大切です!

No6【領収書】

舞台制作など金銭管理の立場にいると、領収書やレシートを貰うのは常識だと思います。ケータリングや急な材料の購入でも金額の大小関わらず「領収書はお金と同じ!」
一方でチケットやグッズなど、劇団側が販売した時にはどうですか?
お客様に「領収書ください!」と言われて対応出来ますか?
公演中に領収書買ってきますから、終演後に受付に来てください!
なんて光景もありますね?
これも100均で売ってますし、かなり枚数があるので金庫に一冊突っ込んでおきましょう! 
確定申告の為にも必須なモノ!オススメです!

No7【緊急連絡リスト】

個人情報怖いし・・・スマホ登録あるし・・・大丈夫!と…
1人だけで全員の連絡先を預かり、他の人は個々に2〜3人しか連絡つかないコトが・・・その1人が連絡不能な時に何かが起こると・・・
LINEグループから外れ易い人のリスト、 あると便利です!

COVID-19で、関係者全員のリストが必須になっている劇場が増えています。劇場で感染者が出た場合は
例えば日雇いスタッフさんの連絡先まで、制作が抑えている必要があるかもしれません。
個人情報との兼ね合いが難しいですが、意識する必要がありますね!

執筆者 ©theater Guild (舞台制作組合)

この記事はtheater GuildTwitterの記事を補足し転載したモノです。©theater Guild (舞台制作組合)2019.07~