電球の終焉 2

five bulb lights

ここ一年位で昔ながらの電球(LEDではない)の値段が2割~3割程高くなって来ている。家電に関しては大部分の電球がLED化されて来ており、国内で一般電球や蛍光灯を製造するメーカーも殆どが撤退しており、舞台照明用の電球の生産社も減り、流通量は激減している。

Par Light

例えば parライトに関して言えば、国内では ほぼ1社を残して他は撤退したか製造しなくなっている。その1社もレンズ(シールドライトの前側)を変更したのか・・・以前のミディアムサイズやナローサイズとは違うものになってしまった。
これが発覚した時には、販売するメーカ―やユーザーが有るだけ買い占めたなんて話も聞こえていた。

また他にもAC(VN)と呼ばれる機材があるが、これは国内では応用光学社かパナソニックか松村のものがある。大半は応用光学社のものなのだが・・・
この日本応用光学株式会社は、一度会社が整理されて解散した後の2019年にBemax社として再生しているが…この先も器材が生産され続けるかどうか定かではない。

AC 応用光学

今後も電球を中心に商いを行って来た会社は、淘汰されて行く厳しい時代になり、国内のメーカーには何処かに商機があるのだろうか?

一方でLEDを扱っている会社…国内大手照明3社では、それぞれLED灯具を開発はしているが、エポックメイキングになる程の開発には至っていない。
小屋付の立場で見る限りでもLEDの製品で国内製の物を持ち込んで来る人は、うちの劇場ではまだ居ない。持ち込まれる器材もアメリカ・ヨーロッパ・中国のものが大半である。