仕込みをし、パッチをして、シュートして、明かりを作って、稽古して、本番迎えて…
日々、こなしている作業の中でしばしば灯体の不点となる時があります。点かないと言う結果は一緒でも、原因は様々存在します。
作業の順番で起こりうる原因としては
◆灯体の不具合
球切れ、断線、漏電や過電流によるブレーカーダウン
◆ヒューマンエラー
回路の挿し間違い、パッチ間違い、フェーダー間違い、外的要素による球切れ
◆ネットワークの不具合
DMXによるもの、Ethernetによるもの
◆調光の不具合
調光ユニットの故障、調光卓の故障
ザックリ考えただけでも以上の内容が考えられる。
まず、原因を絞り込みます。
灯体の不具合では
- 回路の確認
付近の違う灯体・回路チェッカーを繋いで回路が生きているかを確認します。
そもそも、回路は合ってますか?
回路が生きていれば問題は、灯体にありますね。 - 球を確認
電球が切れていないか確認します。
切れてなければ問題は、ケーブルやモーガルにありますね。 - ケーブルを確認
回路に繋いだ状態で灯体までの間のケーブルを触って動かしてみます。
熱を持っている所や動かすと点灯する場合、断線していますね。
回路より前のトラブル
- 回路が生きていない場合
調光卓の送り間違いを確認します。 - CH番号、フェーダー番号が正しい場合
パッチ間違いを確認します。 - ディムパック卓の場合
古い卓の場合、こんなトラブラもあるのです。
フェーダーのヒューズ切れを確認します。 - パッチも正しい場合
ブレーカーが落ちていないか、漏電アラームが出ていないか確認します。 - アラームが出てない場合
卓と調光ユニット間の信号を確認します。
別のCH番号を送って点灯しますか?
卓のマスター確認しましたか?
ここまでやってダメなら、劇場さんを呼ぶかメーカーを呼ぶ事態です。
そんな事態になる前に原因が有るのが良いのですが。
でも一番良いのは、こんなチャートを確認する必要なく点灯してくれる事ですよね。