国公立・商業・アリーナと全国で1500から2000弱の劇場があると言われています。
それだけある劇場で、良い劇場とはどんな劇場なのでしょうか?
以前、勉強会の席上で、私の師から言われたのですが ”良い劇場とは、何も無い劇場である” と
何もなかったら、劇場じゃなくて広場ではないか。と思われるでしょうが、これは、劇場に関係する人によって求めるもの求められるものが違う、その問題点(制約)が極力無いところが良い劇場であると言う意味で、たとえば
観客目線で見ると
- 劇場までの利便性
- 見やすい客席
- 長時間座っても疲れにくい座席
- 場内案内
- トイレの数
- 劇場周辺、お食事処・喫茶
出演者目線で見ると
- 楽屋の使いやすさ
- 客席との距離感
- 反響、音の響き
- 劇場周辺の食事処(美味しい・名物)
スタッフ目線で見ると
- 搬入のし易さ
- 荷捌き出来る空間
- 仕込みのし易さ
- 演出時の制約の無さ(本火、本水、フライング、客席フライングなど禁止行為への対応)
- 電源容量
- 備品設備
みなさんにとって良い劇場の判定基準ってどこにありますか?
最近の新しい劇場では、この部分に偏りがある様に思える。だから、某劇場の様に開場後に客席の見切れが酷くて改修し直す。なんて事が起きたり、明らかに搬入の動線に邪魔な柱が有ったり、職場にも舞台袖に邪魔な柱が有ります。ただ、この柱取ると舞台と天井が落ちますけど…
皆さんにとって良い劇場ってどこですか?