プロって? 公演中の・・・

photo of man touching his head

「100回に1度あるかないか」「万が一に備えて…」「天文学的な確率」そんな言葉がありますが、1ヶ月公演でたった30回程度の公演で、不思議な事に「全くトラブルが起きない事」がありません

舞台はいきもの…なんてよく言いますが、例えば「遊園地のアトラクションのトラブル」に比べたら多分本当に数多いトラブルがあるもので…

役者がセリフや芝居を間違えた。ダメ出しを修正した。いつもと違うヒトが舞台袖にいた。転換したら「掃除した後のほうき」が舞台に残っていた…とか。
ほんの些細な事が引き金になったり、予想もしなかった機材のトラブルだったり、時には人命に関わる事故も…


演技に起因するモノやケーブルに躓いたなど人為的なモノもあれば、摩耗や劣化など物理的なモノ、二次的なトラブルなどなどと、ご紹介しきれないほどのトラブルや事故があります。

小劇場の土日公演はともかく、ロングラン公演でも(はたから見ていると毎日がルーティンの様な仕事でも)緊張感を保ち続ける必要があります。
もちろん毎日トラブルがある訳ではありませんが…トラブルが起こらない様に最善を尽くし起きた際に被害を最小限に舞台を進められるのがプロですので

ですが、それらの目をかい潜って何かが起こる…
それが舞台の怖いところ

  劣悪な環境で酷使する機材
  劣悪な条件やスケジュールで動くスタッフ
  過酷な稽古から短い舞台稽古で本番を迎えるキャスト
  そして、演奏やBGMに合わせコンマ秒単位での転換や着替えをする舞台進行…

こう書くと、トラブルが起こりそうな気がして来ますが、特に時間的な制約で見過ごされたポイントが、後々の通し稽古や本番で顔を出してくる事が多い気がします。
改善策や防止策をここで書くのは難しいですが、一つ大事になってくるのが
「コミュニケーションと、ある程度の余裕と緊張感」
例えば、通し稽古の前後に30分程でも、演出家(演出助手)や舞台監督に対して、全セクションから「気がかりポイント」を報告し合うだけでも、トラブルは激減すると思います。

では、皆様の無事の公演をお祈りします!