展示会 その2

展示会

前回のコラムでは都内で開催された「ProLight & ProVisual」の紹介から、世界で開催されている照明(一部音響も)の
展示会について紹介させて頂きました。
今回のコラムでは、実際に「ProLight & ProVisual」へ出かけた感想について少し話したいと思います。

会場内での機材の写真は撮れていませんので、ご了承下さい。唯一撮った写真がこれ。

さて今回の「ProLight & ProVisual」ですが、出展会社31社、来場登録者数が約6800名と発表されており、前回の
22年開催時よりも出展企業は増えている感じがしましたが、相変わらず国内照明メーカーは弱くなったと思います。
その理由として国内メーカーの「丸茂」と「ウシオライティング」さん2社だけの参加であったこと。松下・松村・
東芝(東芝ライテックさんは、インタービーの方に出展されてました)以上3社が出展していませんでした。

丸茂社製 RIKURI

「丸茂」のブース (会場内で一番小さいブース) で、新製品RIKURIのLED型が展示されてい
ましたが、これタングステン型でフルカラー型ではありません。
フルカラー型だと照度が落ちてしまいタングステン型よりも暗くなるとのことでした。

ただ丸茂の営業さんとも意見を交わしましたが「今じゃない感が強いよね」とおもう。
単色ナマとはいえ照度が600〜700w程度でも価格は多分、海外のフルカラー型より高額に
なるでしょうから、販売台数が伸びないような気がします。

同様他社製品としては、source4はETC社が発売した名機ですが、同社のLEDタイプは高価になり過ぎて販売的に厳
しい様で、最近は Martin社さんのELPが価格と照度のバランスが良いのでうちの劇場にも良く持ち込まれる事が多い
です。こう言う世界と太刀打ちはできないでしょう。

RIKURI自体の登場もタイミング的に4〜5年遅かったしLED化も4〜5年遅かったと私的には思う。

LED FollowPIN

「ウシオライティング」さんは、自社製フォローピンと代理店としてのプロジェクターやムービングを展示されていました。
前回22年の展示会時にLED型500W相当フォローピンが参考出展でしたが、現在では新製品として発売されています。

そんな今回は、LED照度が倍の1000w相当になったフォローピンが出展されていました。ただ今回も参考出品だそうです。
見た感じ照度としては、1000wクセノンピンと同等の明るさは出ていましたし、場合によってはクセノンより明るい?とも思いました。

しかし残念な所として、照度を制御するダウザーが電子フェーダー制御で、若干ストロークが長いのです。ただこれ以外にも問題が、舞台や歌もの使用する技の「カットイン」「カットアウト」に対応できず、若干反応が遅れるのです。
これタイミングが非常に掴みにくい感じなんです。ちょっと使えない状態でした。

開発者と会話しましたが、この問題を解決するために電子フェーダー制御を止めてLED常時点灯に変更し、従来のフォローピンと同様にダウザーで明るさを調整する方向も検討中と聞きました。この方法の方が現行型と同じなので弱点が少ないのですがLED光源とダウザー位置の光学的なピント問題がでるそうです。

ただ一般的な公共ホールの小ホールや小スペースでの式典などの催し物には、重宝しそうな機材だと思います。何せ熱源による劣化する事がないですから。コストパフォーマンスが良いと思います。

ただ、LED機器で注意が必要な事が一つ。

あまり知られてないのですが、LEDは球切れが無いがLED制御基盤の寿命が短いです。
基盤は7〜10年で故障率が高くなり、最悪使用不能になります。故障しなくてもLED素子自体の照度も購入時の何割か下がります。
これらの問題に対して、基盤やLED素子がブロックになっており交換出来れば良いのですが、国内外メーカー何処も交換型の灯具は殆ど発売されていません。結果丸々交換の可能性が高いです。
さて全交換したらしたで問題もあるのですが、最初に購入した機種と後に買った機種でLED素子の色味に違いが出てきてしまう場合もあり、台数がそろった時に色が合わなくなる事態にもなります。

今後はLED光源に移行する時代になっていますが、小屋付きとしては機種選定難しい時代になりました。
続きは第三弾で

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