Ethernet

私の働く劇場でEthernetを使い始めたのが、2005年の改修時からなので既に15年以上経過している。現在までに更に2015年に更新を行なっており、初期2005年に導入したETC社のNET.2から、2015年にNET.3へ更新しており、この更新でsACNに対応できる様になっています。

このsACNに対応できる様になった事で、ETC社製でなくてもsACNプロトコル対応の卓であれば、卓からダイレクトにネットワークが使える様になっています。この事で改修前の頃であればDMXを入力する為のインポート用ノードの口が使用回線本数分必要でしたが、現在は使用する卓から直接Ethernet回線をネットワーク上に流すことが可能になりました。その為にDMXを10本以上使う場合なども(電飾などがあると最近はこれ位すぐに使うが、最低でも平均DMX4から5本は使用する) 当然LANケーブル1本だけで事足りる様になっています。

さて、この様な使用になって来ると設置されている各箇所の出力ノードの設定は、デフォルトのままと言う訳には当然行きません。それこそ公演毎に出力させるDMX回線は違って来ます。

これがNET.2の時代は、下図の様なエクセルの様な表形式で、設置された名称で末端のノードを探し出し設定を変更する必要がありました。

そして現在は、設定画面が下図の様にマジックシート的な表示が可能になりました。携帯カメラでPC画面を撮ってるので若干見にくいですが・・・
ご覧の様に設置されているノードの配列が配置図面の様に一目瞭然で把握できる様になりました。

これにより、感覚的にどこどこのノードを変更したい!と言うのが誰でも把握しやすくなりました。ただこれソフトが勝手に自動で、こうしてくれる訳ではなく自分で作らないといけないんですけど…ね。でも、一度製作してしまえば、作業効率は非常に高くなると思います。

次の画面は、変更したいノードを選択すると出てくるDMXのポート毎のユニバース設定画面になります。使い方の場合によっては、オスメスが逆になりますがノードのポートを出力から入力ポートに変更する事も、DMXスピードを変更する事もRDMにして末端情報を入手する事もこの画面から設定できます。

もしも読者の周辺でETC社製のEthernetを導入されている所がありましたらお勧めです。

どこまで需要があるかわかりませんが、一度動画で作成方法や使い方を紹介してもいいかもしれないですね。